大阪は、全国有数の大都市であり、多くの鉄道が走っています。
そんな大阪には、難読駅名も多く存在します。
大阪の難読駅名について、具体例を挙げながら詳しく解説します。
地名由来の駅名で、一般的な読み方と異なるもの
* 十三駅(阪急神戸線)
十三駅の読み方は「じゅうそう」です。
一般的には「じゅうさん」と読まれることが多いですが、これは「十三」という地名の読み方に基づくものです。
十三という地名は、南北朝時代に喜連川氏(きれつがわし)が治めていたことに由来しています。
* 柴島駅(阪急千里線)
柴島駅の読み方は「くにじま」です。
一般的には「しばしま」と読まれることが多いですが、これは「くにじま」という地名の読み方に基づくものです。
くにじまという地名は、古墳時代の豪族である国島氏(くにしまうじ)が住んでいたことに由来しています。
* 野江内代駅(Osaka Metro谷町線)
野江内代駅の読み方は「のえうちんだい」です。
一般的には「のえうちょうだい」と読まれることが多いですが、これは「のえうちんだい」という地名の読み方に基づくものです。
のえうちんだいという地名は、古墳時代の豪族である野江氏(のえうじ)が住んでいたことに由来しています。
* 鴫野駅(JR学研都市線・おおさか東線)
鴫野駅の読み方は「しぎの」です。
一般的には「しぎのの」と読まれることが多いですが、これは「しぎの」という地名の読み方に基づくものです。
しぎのという地名は、以前は水田だったこの地に鴫(しぎ)という鳥が群がっていたことから名付けられた説があります。
駅名そのものが珍しいもの
* 喜連瓜破駅(Osaka Metro谷町線)
喜連瓜破駅の読み方は「きれうりわり」です。
喜連は南北朝時代に喜連川氏が治めていたことに由来し、瓜破は高野山へ行く弘法大師に村人が瓜を割って勧めたという話が残っています。
* 河堀口駅(近鉄南大阪線)
河堀口駅の読み方は「こぼれぐち」です。
河堀川の河口に位置していることから名付けられました。
* 十三峠駅(高野電気鉄道)
十三峠駅の読み方は「じゅうそうとうげ」です。十三峠という峠に位置していることから名付けられました。
まとめ
大阪には、難読駅名が多いです。
* 難読駅名は、大きく分けて2つのパターンに分けられます。
1)地名由来の駅名で、一般的な読み方と異なるもの
2)駅名そのものが珍しいもの
* 代表的な難読駅名をいくつか紹介しました。
* 大阪を訪れる際には、難読駅名を事前に調べておくとよいと思います。